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『アルスラーン戦記』(アルスラーンせんき)は、田中芳樹による日本の大河ファンタジー小説。 == 概要 == 作中の各名称は基本的にペルシア語となっているが、〔この詩は宮廷作家モハンマド・アリー・ナギーボル=ママーレク( , )が主君ナーセロッディーン・シャーに語って聴かせたペルシア古来の英雄譚を、物語好きな第4王女ファフレ=ッドウラ( , , 1859年 - 1891年)が個人的に書き留めたもの。 大まかな筋立ては、エジプト商人の息子として育てられたアルサラーンがやがて自分の高貴な出自 (マリク・シャーの息子)に気付き、ヨーロッパ人に占領された故郷ロウムの玉座を取り戻そうとする……といったものである。〕。 ルシタニアに征服されたパルスを奪還するまでを描いた第一部(1 - 7巻)と、ミスルやチュルクといった隣国やかつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いた第二部(8巻 - )で構成され、全16巻(第1部7巻、第2部9巻)となる予定。1986年に1巻が発売されて以降、1992年に発売された9巻までは年間1 - 2巻のペースで順調に刊行されていたものの、10巻は1999年、11巻は2005年の発売となり、6 - 7年の期間が空いた。それ以降は1 - 2年に1巻のペースで刊行されていたが、2008年に13巻、2014年に14巻とまたスローペースに戻っている。 1 - 10巻は角川書店の角川文庫より発売されていたが、現在は品切れ・重版未定(事実上の絶版)となっており、その分は光文社のカッパ・ノベルスから2巻1冊の新装版として刊行されている。11巻以降はカッパ・ノベルスから1巻1冊で刊行され、光文社文庫からも第1部に当たる7巻までが刊行されている。 著者である田中芳樹は、あとがきなどで「貴種流離譚を反転させて物語の発想とした」ことを語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルスラーン戦記」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Heroic Legend of Arslan 」があります。 スポンサード リンク
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